江新エンジニアリングコーティングダイ・スロットダイの製作・修理、超研削加工まで、
ミクロン精度の最先端技術でリードする江新エンジニアリング。

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超精密コーティングダイ・スロットダイ

弊社は1990年代よりコーティングダイの製作を手掛けてきました。超精密加工を可能とする恒温研削室及び恒温測定室を設備し、超精密平面研削盤を駆使した技術ノウハウを基に、日々厳しくなっていくお客様からの高精度高難易度ニーズに応えてまいりました。 弊社製造のダイは機能性フィルム・リチウムイオン電池関連部品等の製造装置のカナメとして活躍しています。

江新エンジニアリングのダイの強み

  • 経年変化によるヒズミが少ないから、長期的な精度保持が可能!

    自社内に創業71年(2022年3月現在)の金属熱処理専門部門を持ち、素材入手~各機械加工後の応力除去を含め、素材に適切な熱処理を繰り返し施していることにより実現した、極限まで経年変化によるヒズミ発生を抑えた高精度コーティングダイ。

  • 一貫生産だから、高精度、低コスト、短納期が可能!

    熱処理を含め機械加工~最終仕上げ、組付け、検査と一貫して全行程を自社内で行うため、高精度、低コスト、短納期を実現しております。

  • 2層ダイ、3層ダイの設計製作

    3層ダイで530mmまでの実績があります。それ以上の大きさに関しては相談を承ります。
    ※貸出機もあります。詳しくはこちら


超精密加工を可能にする設備

製作仕様対応範囲/実績値

製作可能仕様(2022年3月現在)

全長 ~1,700mm(1,700mm以上はご相談下さい)
材質 ステンレス・アルミ・その他 金属全般 ※磁性・非磁性は問いません!

精度実績値

1000mm 1700mm
スリット偏差(ばらつき) 1μm以内 2μm以内
先端面真直度 1μm以内 2μm以内
面粗さ Rz=0.4 ※超精密研削盤とオリジナル砥石でこの数値を達成!
真直度データ 下記の平面研削(鏡面仕上げ)データ参照
全長 1,700mm
材質 SUS630
表面粗さ Rz=0.4以下
真直度 1.15μm

※脱磁状態で測定

平面研削データ

その他・独自技術

ダイオープン機構(PAT.3447987)

ダイ本体を架台上で2分割にするダイオープン機構を開発。
この機構により塗布液変更時のダイ内部清掃時間の大幅短縮を可能とし、従来の問題点であった取り外し、再取り付け時に起こり得る傷の問題を解消いたしました。

ダイオプション

高硬度合金接合リップ・コーティングダイ

高硬度合金接合リップとは、コーティングダイ、Tダイ用に開発された、高硬度合金と母材が拡散接合により一体化した製品です。

バキュームチャンバーの取り付け

研究向けとして、ダイの高さ、角度を自在に動かせる装置でバキュームチャンバーの取り付けも可能です。また、「数種類のリップ形状を検討したい」という研究者様のご要望にお応えするリップ交換型ダイの製作も可能です。

高硬度合金接合リップ・コーティングダイ・バキュームチャンバーの取り付け

2層・3層スロットダイ貸し出し(有料)

新しい塗布液の開発・検証などに。

【テストダイ概要】

塗布幅 300mm 2層ダイ

塗布幅 300mm 3層ダイ

※お客様の既存設備に設置しますので、取り付けに必要なブラケット、配管等の製作が必要となります。(別途費用)
※お客様の設置場所によっては設置できない場合があります。
※ある程度塗布液の物性には対応できるように設計していますが、対応不可の場合もあります。

300mm 2層・3層スロットダイ貸し出し(有料) 300mm 2層・3層スロットダイ貸し出し(有料)
300mm 2層・3層スロットダイ貸し出し(有料)

※仕様詳細、貸出期間、金額等、詳しくは弊社営業部までお問い合わせください。

極薄膜用コーティングダイ

Wet1μm程度からの極薄塗装用コーティングダイ

従来品の問題点と江新の極薄膜用コーティングダイの利点

  • 従来の極薄膜塗工方式による問題点

    【ワイヤーバーによる塗工方式】

    • 気泡の巻き込みによるスジの問題
    • オープン系であることから溶剤の揮発があり、濃度調整が必要
    • 接触式のため基材へのダメージが懸念される

    【グラビアによる塗工方式】

    • スジの問題
    • オープン系のため溶剤の濃度調整が必要
    • 接触式のため基材へのダメージが懸念される
    • ブレードの摩耗
    • グラビアロールの回転ムラによる塗工ムラ
  • 江新の極薄膜用コーティングダイの利点

    • スジの軽減
    • 密閉系であることから溶剤の揮発がないため、濃度調整が不要
    • 非接触のため基材へのダメージがない
      上記のことは一般的なダイでも言えることだが、 江新のダイは以下の様な特徴を持つ
    • 極薄膜を狙う場合一般にスリット間隙を可能なかぎり狭くするため、圧力が上がり過ぎてしまい流量が多く流せない(ラインスピードが上がらない)が、江新のダイは特殊な内部構造により圧力上昇を抑えている
    • 超高精度加工技術によりスリット間隙を極限まで狭く出来る
    • wet1μm程度~の極薄膜が狙える